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造園、庭園、庭の設計、剪定のことなら、宝塚・西宮・芦屋の康裕庭苑工務所 |
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ひとたび野草を扱ってみると、その味わいは意外に奥が深く、これほどまでに面白いものかと驚くほどである。野草は元来、人の手で栽培されたものでなく、山野の自然に生育しているものである。野や山を歩いてみると、こんなに美しくみごとな植物があったかと、思わぬ発見をすることがある。春の野にはシュンラン・キンラン・アマドコロ・イカリソウ・ホトトギスなどがあり、秋にはススキ・キキョウ・ミズヒキ・ワレモコウなど、その数はかぞえきれない。
野草・山草を庭の中に取り入れてみると、なかなか味わいのある庭がつくれる。野草園のように数多くの野草を主体にしてつくった庭もよいが、玄関脇とか通路の日陰など、庭の一部に野草をあしらって成功している例は多い。山草・野草は自生地の環境がそれぞれ異なっているので、庭に植えるときは、生まれ故郷に近い状態にしてやることが大切である。木の下で半日陰を好むものには、適当な植え込みをつくってやり、排水がよく瓦礫の多い日なたを好む野草には、そのような環境を整えなければならない。 |
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